「どの人がいいですか?」
フレンド一覧のページを見て迷っている方から、ときどきこういう相談が来る。
丁寧に質問してくれる方もいれば、「選べません」とだけ書いてくる方もいる。
私は最初の頃、この質問にうまく答えられなかった。
どのフレンドにも良さがあるし、どの人が「合う」かは会ってみないとわからない部分がある。
正解を示せない自分にもどかしさを感じていた。
でも、この仕事を続けるうちに、少し考えが変わった。
選び方に正解がないこと自体が、たぶん大事なのだ。
今日はフレンドの選び方について、私が思っていることを正直に書いてみたい。
「間違えたらどうしよう」という不安のこと
フレンドを選ぶのに迷う方の多くは、「自分に合わない人を選んでしまったらどうしよう」と思っている。
これは予約前の問い合わせの中でも、かなり多い相談だ。
- 「この人に決めてもいいんでしょうか」
- 「もし合わなかったら気まずいですか」
こういう言葉の裏にあるのは、「失敗したくない」という気持ちだろう。
でも、これは私の感覚だけれど、フレンドを選ぶことに「失敗」はないと思っている。
合う・合わないはある。でもそれは、どちらかが悪いという話ではない。
話してみて「ちょっと違ったな」と思ったら、次に別のフレンドを選べばいい。
美容院と似ているかもしれない。初めて行く美容院で、担当の人との相性がわからないのは当たり前だ。
合わなければ次は別の人にお願いする。それだけのことで、誰も傷つかない。
ただ、こう書くと簡単に聞こえるかもしれないけれど、内向的な方にとっては「初対面の人に会う」こと自体がエネルギーのいることだとわかっている。
だからこそ、少しでも安心して選べるように、私なりの考え方を書いておきたい。
プロフィールの、どこを見ればいいのか
フレンド一覧のページには、それぞれのフレンドの写真やプロフィールが載っている。
- 年齢
- 活動エリア
- 資格
- 趣味
- 自己紹介文
情報はそれなりにあるのだけれど、「どこを見て判断すればいいのかわからない」という声はよく聞く。
私の個人的なおすすめは、自己紹介文の「言葉の温度」を見ることだ。
何が書いてあるか、よりも、どう書いてあるか。
丁寧に一言ずつ選んでいる人もいれば、勢いよく好きなことを並べている人もいる。ちょっと照れくさそうに書いている人もいる。
その文章から伝わる空気感が、実際に会ったときの雰囲気に近い。
少なくとも、私が採用面談で会ったときの印象と、その人が書いた自己紹介文のトーンは、かなり一致している。
だから、文章を読んで「この人、なんか落ち着きそうだな」と感じたら、その感覚を信じていい。
資格や経歴よりも、言葉の選び方のほうが、相性の手がかりになることは多い。
「直感」の話
ここで少し脱線する。
私はこの仕事を始める前、「直感」というものをあまり信用していなかった。ちゃんと条件を比較して、合理的に判断するのが正しいと思っていた。
でも、利用者の方が「なんとなくこの人がいいと思った」と言って選んだフレンドと、実際に良い時間を過ごしているケースが、想像以上に多い。
逆に、条件を細かく比較して「この人がベストなはずだ」と選んだ方が、「悪くなかったけど、なんか違った」と言うこともある。
これは私の推測だけれど、直感というのは、自分でも言語化できていない「自分に合うもの」を感じ取る力なのだと思う。
写真の表情。自己紹介文の一行目。趣味の欄にあるたった一言。
そういう小さな情報を、頭ではなく体で受け取って、「この人のそばなら緊張しなさそう」と判断している。
だから私は、迷っている方には「直感で選んでいいですよ」と伝えるようにしている。
雑に聞こえるかもしれない。でも本当にそう思っている。
それでも決められないとき
直感で選んでいいと言われても、それでも決められない方はいる。
- 「どの人も良さそうで、逆に選べない」
- 「自分の直感に自信がない」
そういう場合は、運営に相談してもらっていい。
連絡をくれれば、私のほうで「こういう方ならこのフレンドが合うかもしれません」と提案することができる。
全員のフレンドと面談しているのは私だ。
プロフィールには書ききれないその人の空気感を、私はそれなりに把握している。
たとえば、「話し始めるまでに時間がかかるタイプなんです」と言ってくれたら、沈黙を怖がらないフレンドを紹介できる。
「趣味の話だけしたい」と言ってくれたら、同じ趣味を持つフレンドを提案できる。
選べないことは、全然恥ずかしいことじゃない。
むしろ、選べないと正直に言ってくれるほうが、こちらは助かる。そのほうが良い組み合わせを考えられるから。
フレンドの人柄や採用で大切にしていることは、別の記事にもう少し詳しく書くつもりだ。
「選び直せる」ということ
最後に、一つだけ伝えておきたいことがある。
フレンドは、選び直せる。
一度選んだからといって、ずっとその人でなければいけないわけではない。
「前回の方も良かったけど、今回は別の方にしてみたい」でいい。
「やっぱり最初の方に戻りたい」でもいい。
フレンド側もそれをわかっている。指名が変わることを気にする人はいない。
プロとして対応する以上、利用者の方が一番リラックスできる相手を選ぶのが当然だと、みんな思っている。
ここがたぶん、友達との違いだ。
友達だったら「前に別の人と遊んだ」なんて気を遣うかもしれない。でもフレンドとの関係では、そういう気遣いはいらない。
自分にとって心地いい相手を、そのつど選んでいい。
これは、利用する側の権利だ。
選ぶこと自体に慣れていない方もいると思う。自分の希望を口にすることに抵抗がある方もいると思う。
でも、ここでは自分の「こうしたい」を優先してほしい。
そのために、このサービスはある。
気になる方がいたら、プロフィールをゆっくり読んでみてください。決められなかったら、いつでも運営に相談してください。
次は、「依存しちゃいそうで怖い」という声について。これもよく聞かれる質問なので、正直に書きます。

