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私がこのサービスを始めようと思ったきっかけは、二つの出会いでした。
一つは、ある内向的なお客様との会話。
長年、女性の悩み相談に携わってきた中で、その方は印象的な言葉を残していきました。
「正しいアドバイスは分かっています。でも、今はただ聞いてほしいだけなんです」
もう一つは、長年看護師として働いてきたベテランのお客様との対話。
「患者さんのケアが好きで、やりがいを感じています。でも、感情労働も多くもっと自分のスキルで自分にも優しくできたら…」
この二つの声は、私の心に深く刻まれました。
気づかされた、大切なこと
相談業務を続ける中で、多くの女性たちの声を聴かせていただきました。
恋愛の悩み、家族との関係、将来への不安…。
表向きはタブーとされているような性の悩みでも、誰もが抱えている想いなのだと実感しました。
特に印象的だったのは、内向的な女性たちの言葉です。
- 「アドバイスは正しいのに、なぜか涙が出てしまって…」
- 「理屈では分かっているのに、一歩が踏み出せなくて」
- 「もっと積極的になれって言われるのが、正直しんどくて」
その一方で、医療や介護の現場で働く方々の声にも、耳を傾けてきました。
専門的なスキルと豊かな経験を持ちながら、診療報酬や介護報酬という枠組みの中で、なかなか収入が増えない現実。
どんなに努力しても、勤続年数を重ねても、大きな変化を望みにくい環境。
そんな中で、「もっと違う形で人の役に立てないか」と考える方々の存在を知りました。
本当に必要なのは、正しい答えなのだろうか。
「ふたりしずかに」が目指すもの
このサービスは、二つの想いの出会いから生まれました。
内向的な女性たちの「ただ話を聞いてほしい」という願いと、専門家たちの「新しい形で誰かの力になりたい」という想い。
医療・介護・教育など、様々な分野で活躍する専門家たち。
それぞれの経験の中で、人に寄り添うことの本質を学んできました。
時に励ましの言葉よりも、ただ静かに隣にいることの方が、心の支えになることがある。
私は、そんな確信を持っています。
あなたらしさを、このままで
- 「もっと外交的になった方がいい」
- 「もっと自分を変えなければ」
そんな言葉に、どれだけ多くの女性が傷ついてきたことでしょう。
でも、内向的な性格は、決して直すべき欠点ではありません。
それは、あなたらしさを形作る大切な個性です。
これからの「ふたりしずかに」へ
私たちは、特別なことは何もしません。
ただ、あなたの話に耳を傾け、あなたのペースを大切にし、あなたの気持ちが整うのを、静かに待ちます。
そして、必要なときだけ、専門家としての経験を、そっとお伝えできたら。
それが、私の願いです。
内向的な女性が、自分らしく生きていける社会。
その実現に向けて、私たちは一歩ずつ、確かな歩みを進めていきたいと思います。
「ふたりしずかに」代表