「合わなかったらどうしよう」。
予約ボタンを前にして、そう考えて手が止まった経験はありませんか。
気持ちはわかります。お金を払って、時間を作って、知らない人に会いに行く。
それで「なんか違った」となったら、がっかりするだけじゃなく、自分を責めてしまいそうで怖い。
だから今回は、隠さず書きます。「ふたりしずかに」を利用して、合わなかった方の話。合わなかった理由。そして、そうなったときにどうすればいいか。
読んだ上で「やっぱりやめておこう」と思うなら、それも正解です。
でも、「合わない可能性がある」とわかった上で試すのと、何もわからないまま不安でいるのは、全然違うと思うんです。
「合わなかった」には、いくつかのパターンがある
ひとくちに「合わなかった」と言っても、その中身はけっこう違います。
これまで運営してきた中で、私が把握しているパターンを正直に書きます。
フレンドとの相性が合わなかったケース
これが一番多いです。
当店ではフレンドのプロフィールをフレンド一覧で公開していて、年齢や活動エリア、得意な話題、雰囲気などを事前に確認できるようにしています。それでも、会ってみないとわからない部分はあります。
ある方は「プロフィールの印象と、実際に会ったときの雰囲気が少し違った」とおっしゃっていました。
文章や写真からイメージしていた人物像と、実際の声のトーンや話し方の間にギャップがあったそうです。
これは正直、ゼロにはできません。どんなに丁寧にプロフィールを作っても、人と人の相性は会ってみなければ完全にはわからない。友人関係でも、職場の人間関係でも同じだと思います。
ただ、対処法はあります。フレンド選びに迷ったら、私(運営者)に相談してください。
- 「こういう雰囲気の人がいい」
- 「あまり明るすぎない人がいい」
- 「聞き役タイプの人がいい」
そういうざっくりした希望で構いません。
プロフィールには書ききれない部分も含めて、合いそうな人を正直にお伝えします。
期待と実態のギャップがあったケース
- 「もっとカウンセリングっぽいものを期待していた」
- 「具体的なアドバイスがほしかった」
こうした声をもらったことがあります。
当店のフレンドには医療・介護・教育分野の資格を持つ人が多く在籍していますが、提供しているのはあくまで「対話の時間」です。
診断や治療ではないし、人生の問題を解決する処方箋を出せるわけでもありません。
ここは書きながら私も考えるところですが、「話を聞いてもらう」ことの効果は、即効性が見えにくいんです。
帰り道にすぐ「良かった」と思える方もいれば、数日たってから「あの時間、悪くなかったかも」と感じる方もいる。
逆に、最後まで「うーん」という手応えのまま終わる方もいます。
それは失敗なのか。私は、必ずしもそうではないと思っています。ただ、事前の期待と実態がずれていたのなら、それは私たちの説明不足でもあります。
「1回で十分だった」と感じたケース
これは「合わなかった」とは少し違うかもしれませんが、1回利用して「もういいかな」と思った方もいます。
正直に言えば、それでいいと思っています。1回で気が済んだなら、それはそれで目的を果たしたということです。
リピートしてくれたらもちろん嬉しいですが、「続けなきゃいけない」ものではありません。
1回で終わる方がいることは、サービスとして不健全なことではないと私は考えています。
向いていない方の特徴を、私なりに整理してみた
これを書くのは勇気がいります。
自分のサービスに「向いていない人がいる」と公言するのは、営業的にはマイナスかもしれない。
でも、合わないまま利用しても、お互いにとって良くないので。
即効的な解決策を求めている方
- 「この問題を解決したい」
- 「明確なアドバイスがほしい」
という方には、カウンセリングや専門家への相談の方が向いています。
当店が提供できるのは「一緒にいる時間」と「話を聴く姿勢」であって、ソリューションではありません。
会話をリードしてほしい方
当店のフレンドは、利用者の方のペースに合わせるタイプの人を選んでいます。沈黙も無理に埋めません。そのため、「相手がどんどん話題を振ってくれることを期待していた」という方には、物足りなく感じることがあります。
ちょっと余談ですが、以前「テレビの対談番組みたいにテンポよく会話がしたかった」という感想をもらったことがあります。
それはそれで素敵な希望なんですが、当店の方向性とは少し違う。
そういう会話を楽しみたい方には、もう少しアクティブなスタイルのレンタルフレンドサービスが合うと思います。
そもそも「人に会う」こと自体がしんどい状態の方
内向的であることと、人と会えない状態は別です。
今、心身が本当につらくて人に会うエネルギーがない方は、まず休むことが先だと思います。私たちは医療者ではないので、その判断は無責任にはできません。
もし迷ったら、まずは通話コースの15分から試してみてください。
家から出なくていい、顔を合わせなくていい。それでも「無理だな」と感じたら、今はそういう時期なのかもしれません。タイミングが来たら、また思い出してもらえれば。
合わなかったとき、どうすればいいか
「合わなかった」が起きたとき、一番困るのは「どうしたらいいかわからない」ことだと思います。
なので、具体的な対処法を3つ書いておきます。
フレンドを変えてみる
1人目のフレンドと合わなかったからといって、サービス自体が合わないとは限りません。相性の問題なら、別のフレンドを試すことで印象が変わるケースは少なくないです。
フレンドの変更に手数料はかかりません。プロフィールを見直して別の方を選んでもいいし、私に「前回はこうだったので、次はこういう人がいい」と伝えてもらえれば、調整します。
運営に正直にフィードバックする
「合わなかった」と言いづらいかもしれません。でも、言ってもらえると本当に助かります。
「フレンドが悪かった」という話ではなく、
- 「自分にはこういう時間の方が合っていた」
- 「もう少し◯◯だったらよかった」
という形で教えてもらえれば、次回の提案に活かせます。私宛のメッセージでもお問い合わせフォームでも構いません。
やめる
これも立派な選択です。1回使ってみて「自分には必要なかったな」と思ったら、やめていい。引き止めたりしません。
キャンセルや変更の具体的なルールについては、キャンセル・変更・フレンドチェンジのルールまとめに詳しく書いています。
事前に読んでおくと、気持ち的にも安心だと思います。
最後に、正直なことを一つ
この記事を書いていて思うのは、「合わないかもしれない」を正面から受け止められるサービスでありたい、ということです。
全員に合うサービスは存在しません。でも、「合わなかったときにどうするか」を事前に伝えておくことはできる。それが、利用を検討しているあなたにとって、少しでも安心材料になればいいなと思っています。
不安がゼロになることはないかもしれない。でも、「最悪の場合でもこうすればいい」がわかっていれば、踏み出しやすくなりませんか。
どんなフレンドがいるのか気になった方は、まずフレンド一覧を眺めてみてください。「この人なら」と思える人が見つかるかもしれないし、見つからなければ、見つからないでいいんです。
次の記事では、運営していて「こんな使い方があるんだ」と私自身が驚いた意外な利用シーンを紹介します。

