定年が近づいて、ふと「会社の外に話せる人がいない」と気づいたことはありませんか。
バブル景気のころに就職した世代が、いま一斉に定年期を迎えています。
経済の話ではなく、その静かな孤独のほうに、私は正直に向き合いたいと思います。
内向的な女性専用のレンタルフレンド運営者として、できることを書きます。
バブル定年で「会社の外に話し相手がいない」と気づいた、あなたへ
定年が見えてきて、ふと気づいたことはありませんか。
「あれ、会社の外で、ちゃんと話せる人がいない」と。
「バブル定年」という言葉で検索される方が、最近少しずつ増えています。
バブル景気のころに就職した世代、つまり1965〜1970年前後に生まれた方々が、いま60歳前後で定年期に入っている。報道では2025〜2026年がそのピークだと言われています。
ただ、検索する人の本当の関心は、おそらく経済の話ではないと私は思っています。「自分の話を、誰がこれから聞いてくれるんだろう」。その静かな不安のほうが、ずっと大きいのではないでしょうか。
この記事は、レンタルフレンド「ふたりしずかに」を運営している私が、「バブル定年」期を迎えた女性に向けて書きます。
サービスの宣伝ではなく、まず「なぜ今、話し相手という選択肢が必要になっているのか」を正直に整理させてください。
「バブル定年」が、なぜ女性の孤独問題と重なるのか
バブル世代と言えば、男性の役職定年や再雇用の話が中心に取り上げられがちです。けれど、女性の側にも同じくらい切実な変化が起きています。
均等法施行直後に総合職として入社した方、結婚や出産でキャリアを中断しながら働き続けた方、夫の定年や子どもの独立と自分の節目が重なる方。その背景はそれぞれですが、ある共通点があります。
「人付き合いを、会社か家族にほぼ集中させてきた」という共通点です。
会社を離れた瞬間、ランチ仲間も、たわいない雑談相手も、悩みを聞いてくれた同僚も、自分から連絡しないと会えない関係に変わります。家庭に話し相手がいる人ばかりではありません。
子どもは独立し、夫は黙ってテレビを見ていて、母の介護だけが日課になっている。そんな話を、私は何度も聞いてきました。
「バブル定年」という言葉の本当の中身は、この「会社の外に、自分の話を置く場所がない」という感覚なのだと思います。
友人に相談できない、3つの具体的な理由
「友達に話せばいいじゃない」と若い人には言われるかもしれません。
でも、この世代の女性に取材を重ねていると、それができない事情がはっきり見えてきます。
ひとつ目は、友人もまた同じ世代だということ。
- 介護
- 夫の不調
- 自分の更年期
- 親の死
みんな自分のことで手一杯で、「重い話を持ち込んだら悪い」という気遣いが先に立ちます。
ふたつ目は、表面的な近況報告で関係が止まってしまっていること。LINEは続いている。年賀状も来る。でも「最近、定年後に何をしていいか分からなくて」とは送れない。
20年、30年前のキラキラした記憶で関係が固定されていて、いまの弱音を入れる余白がないのです。
三つ目は、家族の問題ほど、家族の友人には話せないこと。夫の話は夫の同期に伝わるかもしれない。
子どもの話はママ友経由で広がるかもしれない。そう考えると、口数は自然に減っていきます。
これは性格の問題ではなく、構造の問題です。だから、自分を責めなくていい話だと私は思っています。
「カウンセリングに行くほどじゃない」という、いちばん多い感覚
「じゃあカウンセリングに行けば?」という選択肢もあります。実際、この世代から心療内科やカウンセリングを利用する方は増えています。
でも、こう言われる方が多いのです。「病気じゃないし、大袈裟にしたくない」「ただ、誰かと普通に話したいだけ」。
ここはすごく大事なところで、カウンセリングは治療や心理的問題の整理を扱う場所です。
一方で、いまあなたが必要としているのは、もしかすると「ただの話し相手」かもしれません。
仕事の話、昔の話、これからどうしようという雑談。診断名のつかない、日常のもやもや。
カウンセリングとレンタルフレンドの違いについては、別記事のカウンセリングとレンタルフレンド、どっちを選べばいい?に詳しく書いています。
今日は、「治療じゃなくて雑談がほしい」という感覚は変じゃないし、それに対応する選択肢も世の中にはある、ということだけお伝えしておきます。
ふたりしずかにが、バブル定年世代の女性に向いている理由
ここから先は、当店「ふたりしずかに」の話を少しさせてください。
レンタルフレンドという仕組み全般の説明ではなく、「なぜこのサービスが、いまのあなたに合うかもしれないのか」に絞って書きます。
内向的な女性専用にしている理由
「ふたりしずかに」は、内向的な女性のための出張対話・通話サービスです。誰でも使えるサービスにしなかった理由があります。
明るくにぎやかな人と話すのが苦手な方、沈黙が怖くなくて、むしろ無理に話を盛り上げられると疲れてしまう方。
そういう方に、合うフレンドだけを集めたかったからです。
バブル世代の女性とお話ししていて気づくのは、「若い頃は社交的に見えるよう頑張ってきたけれど、本当はずっと一人の時間が好きだった」という方がとても多いことです。
会社では明るく振る舞ってきたけれど、定年を機に、もうその仮面を外してもいいのではないか。そう感じている方に、当店のフレンドはたぶん合います。
詳しいコンセプトはコンセプトページに書いています。
フレンドは医療・介護・教育の現場経験者が中心
当店には現在、フレンドが登録しています。
フレンド一覧のタグでは女性17名、国家資格保有者10名となっており、看護師、作業療法士、保育士、教員経験者など、医療・介護・教育の現場で「人の話を聞いてきた」経歴を持つ方が中心です。
これには理由があって、バブル世代の女性が話す内容には、親の介護、夫の健康問題、自分の体調変化など、若いフレンドではピンとこない領域が含まれます。
「専門家として答える」のではなく、「その領域を知っている人として、ただ聞ける」。
この立ち位置が大事だと考えています。
正直に言うと、これは当店の強みでもあり、コストの理由にもなっています。
誰でも採用しないので、フレンドは少しずつしか増えません。「もっと選択肢がほしい」と言われれば、その通りですとお答えするしかない部分です。
実際にどんな方がいるかは、フレンド一覧をご覧ください。6つの質問に答えると相性の良い5人を提案する診断もあります。
沈黙していい時間が、いちばん必要だったりする
「話すことがないかもしれない」と心配される方がいます。実際、初めて利用された方の中には、60分のうち半分くらい黙っていた方もいました。でも帰り際に「これでよかったんです」とおっしゃっていました。
定年期の悩みは、言語化できないものが多いのです。「なんとなく寂しい」「なんとなく不安」。
それを無理に整理しようとすると、かえって疲れます。
当店のフレンドは、沈黙を埋めるための話題を出してきません。それは技術ではなく、もともとそういう人を選んでいるからです。
沈黙の時間そのものについては、私が個人的に書いた何も話さなかった2時間というエッセイがあるので、もし時間があれば読んでみてください。
料金と使い方を、正直に書きます
ここからは具体的な情報です。「結局いくらかかるの」「どうやって使うの」という疑問に、隠さずお答えします。
一回いくらかかるか
対面コースは60分3,000円から、90分4,300円、120分5,500円。
通話コースは初回限定で15分500円、その後は60分2,000円、90分2,800円という設定にしています。
対面の場合は、これにフレンドの交通費とカフェ代(フレンド分も含む)を合わせて、合計でだいたい4,500〜6,000円におさまることが多いです。
月に1回、自分のために使えるギリギリの金額を、ずっと考えてこの料金にしました。
詳細な料金とシミュレーションは料金システムのページに全部載せています。
通話15分500円、という最初の選択肢
「いきなり対面はハードルが高い」という方には、通話15分・500円のコースを最初におすすめしています。
このコースを作った理由は、「ワンコインで、合うかどうか試せる」という入口がほしかったからです。
15分でも、声を聞いて、雰囲気を確認できれば、次に進むかどうか判断できます。合わなければ、それで終わりにしていただいて構いません。
家から出なくていいですし、その日のお化粧やお洋服のことを考えなくていい。バブル定年世代の方からは、「対面の前に通話で試せたのがよかった」という声をよくいただきます。
予約とキャンセルのルール
予約は、フレンドのプロフィールページからLINEまたはX経由で日程相談 → 予約決済フォーム(MOSH)で確定、という流れです。
当日の決済ではなく事前決済にしているのは、当日のお金のやり取りで気まずくならないようにするためです。
キャンセルは、48時間前までなら無料、24時間前までなら50%、2時間前または無連絡は100%という規定にしています。
「合わなかったらどうしよう」と心配される方が多いのですが、48時間前までは無料で動かせるので、そこまで身構えなくて大丈夫です。
予約から当日までの流れの細かい話は、予約から当日まで、3ステップガイドにまとめています。
合わない方もいます。正直に書いておきます
ここは当店の弱点を正直に書く場所です。
「賑やかに盛り上がりたい」「アドバイスをはっきりくれる人がいい」「お酒を飲みながら愚痴を聞いてほしい」。
こういうご希望の方には、当店は合いません。当店のフレンドは、聞き役に徹するタイプが中心で、強いアドバイスは控えるよう伝えています。
それから、ご家族との関係を全部解決したい、というご希望にも、私たちは万能ではありません。
話を聞くことで気持ちが少し軽くなることはあっても、根本的な家族問題はカウンセリングや専門家のほうが合うこともあります。その場合は正直にお伝えします。
「こんなに合わない人が多いなら、誰が使うの」と思われるかもしれません。
でも、合わない方を無理に引き止めないからこそ、合う方には深く合う。そういう設計にしています。
最後に、まだ予約しなくていいです
ここまで読んでくださった時点で、あなたはもう一歩動き始めています。
定年や役職定年で会社を離れる時期は、人生で一番、自分の時間を取り戻せるタイミングです。
仕事ではない誰かに、仕事ではない話をする。
それは贅沢ではなく、これからの長い時間を健やかに過ごすための、地味で大事な準備だと私は思っています。
すぐに予約しなくて大丈夫です。今日はブックマークだけしておいて、また気が向いた夜にフレンド一覧を眺めるくらいで構いません。
気になるフレンドが見つかったら、運営の私に「この人、どんな雰囲気ですか」と聞いてくださっても大丈夫です。
あなたのペースで、静かに、ゆっくり。それが「ふたりしずかに」という名前にこめた、私からのお約束です。
迷っているうちに通話15分だけ試してみたい方は、料金システムのページから500円のコースをご覧いただけます。

