- 「ルールわからないけど行っていいの?」
- 「話しかけられなかったら?」
- 「帰りたくなったら帰れる?」
ボドゲ会に参加してみたいと思ったとき、最初に浮かぶのは楽しそうな光景じゃなくて、こういう不安のほうだと思います。
当店は内向的な方専用のレンタルフレンドサービス「ふたりしずかに」を運営しています。
利用者の方から「ボードゲームの会に行ってみたいけど怖い」という声を何度か聞いてきました。
そのたびに思うのは、怖いと感じること自体はまったくおかしくないということ。
むしろ、知らない人たちの輪に一人で飛び込もうとしている時点で、あなたはすでに十分がんばろうとしています。
この記事では、ボドゲ会の初参加で感じやすい不安を具体的に整理しながら、「一人で飛び込まなくてもいい方法」について書いてみます。
ボドゲ会の初参加が怖い。それ、あなただけじゃないです
「ルール知らないのに行っていいの?」という不安
ボードゲームのイベントや交流会の多くは「初心者歓迎」と書いてあります。
でも、その言葉を額面通りに受け取れないのが、初参加の心理だと思います。
- 「歓迎って書いてあるけど、実際に行ったら経験者ばかりで浮くんじゃないか」
- 「ルール説明を聞いても理解できなかったらどうしよう」
こういう想像が先に来る。
正直に言うと、ボドゲ会によってレベル感はかなり違います。
本当に初心者向けのものもあれば、常連が集まるクローズドな雰囲気のものもある。行ってみないとわからない部分があるのは事実で、だからこそ怖いんですよね。
ひとつだけ言えるのは、ルールを知らないこと自体は問題にならない会が多いということ。
ボードゲームは基本的にその場でルール説明を受けて遊ぶものなので、事前に暗記していく必要はありません。
「話しかけられなかったらどうしよう」という恐怖
ボドゲ会に限った話ではないですが、知らない人たちのグループに一人で入るとき、一番きついのは「誰とも話せないまま時間が過ぎる」状況です。
ボードゲームの場合、ゲーム中は会話が自然に生まれるので、完全に無言ということにはなりにくい。
でも、問題はゲームが始まるまでの時間と、ゲームとゲームの間の休憩時間。
ここが地獄に感じる人は少なくないと思います。
周りの人たちが楽しそうに雑談している。自分はスマホを見ながら座っている。
誰も話しかけてこない。別に誰も悪くない。でもその時間が、とてつもなく長い。
「帰りたくなったら帰れるのかな」という疑問
これは余談ですが、以前ある利用者の方が「イベントの途中で帰りたくなったけど、ゲームの途中で抜けるわけにいかなくて、結局3時間我慢した」と話してくれたことがあります。
ボドゲ会のルールはイベントによって違いますが、途中退出が気まずいのは共通しています。
特にゲームの途中だと、自分が抜けることで他のプレイヤーに迷惑がかかる。
それがわかっているから、「合わないかも」と思っても言い出せない。
最初から「2時間だけ参加する」と宣言しておくのは有効な手段です。
でも、初参加でそれを言うのもなかなかハードルが高い。
「隣に一人いるだけ」で変わること
初参加の不安は、一人だから大きくなる
ここまで書いてきた不安は、全部一つの共通点があります。
「一人で行くから怖い」ということ。
友達と一緒ならどうでしょう。ルールがわからなくても隣で「これどういう意味?」と小声で聞ける。
休憩時間に誰とも話せなくても、隣に知っている人がいればスマホを眺めなくていい。
帰りたくなったら「そろそろ出ようか」と言える。
ボードゲームを一緒にやる友達がいれば、そもそもこの記事を読んでいないかもしれない。
でも、「友達」でなくてもいいんです。
隣に一人、知っている人がいるだけで、初参加のハードルは驚くほど下がります。
友達を作ることと、最初の一回に誰かと一緒に行くことは、まったく別の話です。
友達はあとからでいい。まずは「隣に一人いる状態」で、ボドゲ会がどんな場所なのかを確かめてみればいい。
そのほうが、自分に合うかどうかも冷静に判断できます。
ボードゲーム好きな人に付き添ってもらえたら
もし隣にいてくれる人が、ボードゲームのルールを知っていたら。一緒に遊んでくれる人がいたら。
「このゲーム面白いよ」と横から教えてもらえたら。
それだけで、初参加の体験はまったく違うものになります。
ちょっと話がそれますが、うちのフレンドにいとさんという25歳の女性がいます。
本業は精神科の看護師で、趣味の一つがボードゲーム。
着物を着ての一人旅が好きだったり、料理が好きだったり、穏やかな雰囲気の人です。
こういう人が隣にいてくれたら、初めてのボドゲ会もだいぶ気持ちが楽になるんじゃないかと、運営者の立場で思っています。
もちろん、友人やきょうだいに頼めるなら、それが一番いい。
でも「頼める相手がいないから困ってる」という人が多いのも、私は知っています。
ボードゲーム会に一人で参加するのが不安なあなたへでも書きましたが、「付き添い」という選択肢は、友達を作ることの代わりではなく、最初の一回を安全にするための手段です。
まずは知ることから
初参加が怖いなら、まだ行かなくていいと思います。
でも、「怖い」の正体が何なのかを知っておくと、動き出すタイミングが来たときに楽になる。
- ルールがわからないのが怖いのか。
- 一人でいる時間が怖いのか。
- 帰れなくなるのが怖いのか。
怖さの中身がわかれば、対策も立てられます。
ボードゲームカフェに一人で行くのが怖い人へという記事では、いきなりボドゲ会ではなく、カフェという選択肢について書いています。ボドゲ会よりも気軽に試せる場所があるかもしれません。
「一人で飛び込む」以外の方法は、ちゃんとあります。
付き添いがいると何が変わるのか、具体的に想像してみたい方はこちらも読んでみてください。
あなたのペースで、ゆっくり考えてもらえたらと思います。


