※お客様のエピソードは、個人が特定されないよう配慮し、ご本人の了承を得たうえで紹介しています。
「レンタルフレンド」という言葉を聞いて、あなたは何を思い浮かべましたか?
話し相手になってくれるサービス。一人で寂しいときに誰かを呼ぶサービス。
そんなイメージかもしれません。間違いではないのですが、ここではもう少し違う使い方の話をしたいと思います。
趣味のイベントに、一緒に行ってもらう。ボードゲーム会やボドゲカフェに、隣に誰かがいる状態で参加する。
そのために、レンタルフレンドを使うという選択肢があります。
「え、そんな使い方するの?」と思った方、もう少しだけ読んでみてください。
「趣味の付き添い」でレンタルフレンドを使う人って、いるの?
います。
正直に言うと、当店「ふたりしずかに」への依頼のなかで、趣味の同行は珍しくありません。
カフェでおしゃべりをするだけでなく、映画、美術館、買い物、ライブ、そしてボードゲーム。
「行きたい場所があるけど、一人だとちょっと心細い」という依頼は、わりとよくある話です。
以前、20代の方から「ボドゲカフェに行ってみたいけど、一人で入る勇気がなくて」という相談をいただいたことがあります。
その方は結局、フレンドと一緒にボドゲカフェに行き、帰り際に「一人では絶対に来られなかった」と言っていました。
ちょっと話がそれますが、旅行先で現地のガイドを頼む人を「友達がいないから」とは思わないですよね。
初めての場所に詳しい人と行く。知らない環境に、味方がいる状態で飛び込む。それと同じことだと思っています。
「恥ずかしくないの?」に、正直に答えます
恥ずかしいと思う気持ちは、否定しません。
「お金を払って誰かに付き添ってもらうなんて」と感じる方もいるでしょう。
でも少し考えてみてほしいのですが、世の中にはパーソナルトレーナーも、家庭教師も、旅行のガイドもあります。
自分だけではハードルが高いことを、プロや経験者に手伝ってもらう。
レンタルフレンドの趣味同行は、その延長線上にある仕組みです。
もちろん、「それでもやっぱり抵抗がある」という方もいると思います。
それはそれで、おかしなことではありません。
無理に使うサービスではないので、「へえ、そういう選択肢もあるんだ」くらいに留めておいてもらえたら。
こういう使い方をしている人がいます
参考までに、趣味イベントの同行として当店に寄せられた依頼の例をいくつか挙げます。
- ボードゲームカフェに初めて行くので一緒に来てほしい
- 推し活イベントで隣にいてほしい(話し相手が欲しい)
- 美術館に行きたいけど、感想を共有できる人がほしい
- 好きなカフェに一緒に行って、ゆっくり話したい
共通しているのは、「一人では行けなかった場所に、最初の一歩を踏み出したい」という動機です。
友達を作りたいのではなく、最初の1回を安心して過ごしたい。そこにレンタルフレンドが使われています。
ボードゲーム好きのフレンドに、付き添いを頼むとどうなるか
ここからは少し具体的に、当店の話をします。
「ふたりしずかに」は、内向的・人見知りの専用のレンタルフレンドサービスです。
フレンドは現在22名が登録しており、医療・介護・教育分野の専門家を中心に採用しています。
そのなかに、ボードゲームを趣味とするフレンドがいます。
フレンド「いと」のこと
いとは25歳、精神科の看護師として約4年間勤務してきたフレンドです。活動エリアは神奈川と東京。
彼女がボードゲームに関して何が強いかというと、これまでに遊んだボードゲームが500種類以上。
テラフォーミングマーズ、オーディンの祝祭、カタンといった重めのゲームから、パーティーゲームまで幅広く遊びます。
ボドゲカフェに行き慣れている人です。
つまり、
- 「ボドゲカフェに行きたいけど怖い」
- 「ルールがわからなくて不安」
- 「誰かと一緒に行きたい」
という方にとっては、かなり心強い同行者になれます。
精神科の看護師という仕事柄、無理に話を引き出したり、沈黙を埋めようとしたりはしません。
一緒にゲームを楽しみながら、あなたのペースに合わせてくれるフレンドです。
料金のこと
料金システムをここでも簡単に書いておきます。
対面コースは
- 60分3,000円
- 90分で4,300円
- 120分で5,500円
ボドゲカフェに行くなら90分か120分がちょうどいいかもしれません。
別途、フレンドの往復交通費と、カフェの飲食代や入場料がかかります。
高いと思うか、妥当と思うかは人それぞれです。
ただ、「一人では踏み出せなかった場所に行ける」ことの価値は、料金表には載りません。
ちなみに、通話コースもあります。15分500円(初回限定・1回限り)で、「まず話してみたい」という方はそちらから試すこともできます。
「友達を作る」ことが目的じゃなくていい
ここは私がいつも伝えたいと思っていることです。
レンタルフレンドを使うのは、友達がいないからではありません。
友達を作ることが目的でもありません。「今日、この場所に、安心して行きたい」。それだけの理由で十分です。
ボドゲカフェに一人で行ける人もいます。SNSで仲間を募集して楽しめる人もいます。
でも、それができないからといって、ボードゲームを諦める必要はないと思います。
ボードゲーム会に一人で参加するのが不安だった方や、仲間の探し方を模索している方に向けて、別の記事も書いています。よかったら、そちらも読んでみてください。
当店で用意できるのは、「最初の1回を、隣にいること」くらいです。
でも、その1回があれば、次は一人で行けるかもしれない。あるいは、そこで知り合った人と、次は二人で行けるかもしれない。
私はそういう使い方をしてほしいと思っています。
どんなフレンドがいるか気になった方は、フレンド一覧をのぞいてみてください。
あなたの雰囲気や目的に合いそうな人がいるかもしれません。迷ったら、運営に相談してもらえたら、正直にお伝えします。
次の記事では、実際にフレンドと一緒にボドゲ会に行ったら何が変わるのかを、もう少し具体的に書いてみます。


