人見知りでもボードゲームを楽しみたい。「社交的じゃないと無理」は本当か

人見知りでもボードゲームを楽しみたい。「社交的じゃないと無理」は本当か

ボードゲームが気になるけど、人見知りの自分には無理だと思っていませんか?

大人数でワイワイするイメージが強いボドゲですが、遊び方や場の選び方次第で、内向的な人にこそ合う趣味になります。

この記事では、人見知りが感じるハードルの正体と、その越え方を正直に書きます。

目次

ボードゲームって、コミュ力がないと楽しめない?

「ボードゲーム、楽しそうだな」と思ったことはありませんか。

YouTubeやSNSで見かけるボドゲの様子。

みんなで笑い合って、冗談を飛ばし合って、初対面同士なのに仲良さそうにしている。楽しそう。

でも、それを見るたびに思う。「私はあの輪に入れるタイプじゃない」と。

人見知りだから。初対面が苦手だから。大人数のテンションについていけないから。

ボードゲームは社交的な人たちの趣味であって、自分には向いていないんじゃないか。

そう感じているなら、少しだけ聞いてほしいことがあります。

結論から言えば、ボードゲームは内向的な人にこそ合っている部分がある遊びです。

ただし、「場」の選び方を間違えると、つらい時間になることも確かです。

この記事では、人見知りの人がボードゲームに感じるハードルの正体と、そのハードルの越え方について、正直に書いてみます。

「社交的じゃないと無理」は、半分正しくて半分違う

ボードゲームに社交性が必要かと聞かれたら、正直に言います。「場合による」としか答えられません。

たとえば、10人以上が集まるオープンなボドゲ会。

初対面の人と即席でチームを組んで、ワイワイ盛り上がるスタイル。

この形式は、確かにある程度の社交性がないとしんどいです。

声の大きい人がその場の空気を作りやすいし、ルール説明も「知ってる人が知らない人に教える」という構図になりがちで、聞き役に回ると存在感が消えていく。

でも、ボードゲームにはもうひとつの楽しみ方があります。2人、もしくは3〜4人の少人数で、静かに遊ぶスタイルです。

ボードゲームの種類は何千とあって、中には会話がほとんどいらないゲームもあります。手元のカードを黙々と並べて点数を競うもの。相手の出方を読みながら、じっと考えるもの。

「ドミニオン」や「パッチワーク」のようなゲームは、むしろ無口なほうが強かったりする。

つまり、ボードゲーム自体が社交的な人の趣味なのではなく、遊ぶ場と遊ぶ相手によって体験がまるで変わるということです。

ちょっと話がそれますが、私自身、フレンドのプロフィールを作るときにボードゲームを趣味に挙げている方がいて、「どんなふうに遊んでいるんですか?」と聞いたことがあります。

返ってきた答えは「一人か二人で、カフェでゆっくり」でした。大勢でガヤガヤやるのが苦手だから、少人数でじっくり遊ぶのが好きだと。

内向的な人にとってのボドゲの楽しみ方は、ちゃんとあるんだなと感じました。

本当のハードルは「ゲームの難しさ」じゃなくて「場に行くまで」

人見知りの人がボードゲームを始められない理由は、ゲームのルールが難しいからではありません。気になるのはもっと手前のところ。

「知らない人の中にどうやって入ればいいのかわからない」。これに尽きると思います。

ボドゲカフェに行けば相席で遊べる。ボドゲ会に参加すれば仲間が見つかる。情報としてはわかっている。でも、実際にその場に足を踏み入れるのは別の話です。受付で声をかける瞬間。

相席の卓に案内される数歩。「初めてなんですけど」と言わなければいけないあの一言。人見知りの人にとって、そこが一番きつい。

ボドゲカフェに一人で行くのが怖いという記事でも書きましたが、内向的な人の「怖い」は、「慣れれば大丈夫」で片付けられるものではないんです。

慣れるために1回目を乗り越えなきゃいけなくて、その1回目が最大のハードルなのだから。

「じゃあどうすればいいの?」という話になりますよね。

私が提案したいのは、最初の1回だけ、一緒に行ってくれる人を確保するという方法です。友達でもいいし、家族でもいい。

でも、ボドゲに興味のある友達がいない場合や、誰にも「ボードゲームやりたい」と言い出せない場合は、友達がいなくても別の方法があることも知っておいてほしい。

「内向的な人専用」という選択肢があること

ここで少しだけ、当店のことを書かせてください。

「ふたりしずかに」は、内向的な女性だけを対象にしたレンタルフレンドサービスです。

在籍しているフレンドは、医療・介護・教育分野の専門家を中心に、現在22名ほどが登録しています。

なぜここでこの話をするかというと、当店のフレンドの中に、ボードゲームを趣味に持つ人がいるからです。

いとさん。25歳。神奈川・東京エリアで活動している、精神科の看護師です。

趣味は着物、料理、そしてボードゲーム。精神科で約4年間、子どもから大人まで多くの方の心に向き合ってきた経験があります。

いとさんの何がボドゲの「付き添い相手」として合っているかというと、まず、ボードゲームのことを知っているのでルール説明を一緒にやってくれること。

そして、精神科の看護師としてのバックグラウンドがあるので、相手のペースを待つことに慣れていること。「楽しまなきゃ」と無理に盛り上げるタイプではありません。

当店の対面コースは60分3,000円からで、交通費(フレンドの往復電車賃)は別途かかります。たとえば都内のボドゲカフェで90分一緒に遊んでもらった場合、コース料金4,300円+交通費+カフェの利用料(1,500円前後のところが多い)で、だいたい7,000〜8,000円くらい。安くはないと思います。

ただ、これは「一生続けるもの」ではなくて、最初の1回のためのものです。

1回行ってしまえば、その場所の雰囲気がわかる。次からは一人で行けるかもしれない。

行けなくても、どこが自分にとって無理だったのかがわかる。

「人見知りでも大丈夫ですよ」とは言いません

正直に書きます。人見知りの人がボドゲの場に行って、全員が楽しめるとは限りません。

テーブルの相手がたまたま声の大きい人だった。ルール説明が早すぎてついていけなかった。場の空気が「盛り上がらなきゃいけない」感じで、静かにしている自分が申し訳なくなった。

そういう経験をして、「やっぱり私には無理だった」と思う人もいると思います。

だから「行けば大丈夫」とは言わないです。

でも、大丈夫じゃなかったときに、隣に一人いてくれるだけで、帰り道の気持ちは全然違います。「微妙だったね」と共有できる相手がいるかどうかは、次の一歩に関わってくる。

以前、ボードゲームとは別の場面ですが、初めてのイベントに「一人で行くのが不安だったから」と付き添いを依頼してくれた方がいました。

結果的にそのイベント自体はあまり合わなかったそうです。

でも、「一人だったらたぶん途中で帰ってた。隣にいてくれたから最後までいられて、合わないってわかったことが収穫だった」とおっしゃっていました。

成功だけがゴールじゃないんですよね。「自分にはこれが合わない」と判断できること自体が、次の選択肢につながる。

あなたのペースで、選んでください

ボードゲームは、社交的な人だけの趣味じゃない。でも、最初の一歩が重いのは事実です。

女性がボドゲ仲間を探すときに知っておきたいことをまとめた記事もあるので、まだ情報を集めている段階なら参考にしてみてください。

そしてもし、情報は集め終わっていて、あとは「行くだけ」なのに動けないのだとしたら。趣味のイベントにレンタルフレンドと一緒に行くという選択肢が、あなたの「最初の1回」を少しだけ軽くするかもしれません。

焦らなくて大丈夫です。この記事をブックマークして、気が向いたときにまた開いてもらえたら。

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