「内向的な女性専用」って聞いて、どう感じましたか?
「自分のことだ」と思った方もいれば、「そこまで限定する意味あるの?」と思った方もいるかもしれません。
この記事では、「ふたりしずかに」がなぜ「誰でも使えるレンタルフレンド」にしなかったのか、その理由を正直に書きます。
きれいごとではなく、設計の話として。
「誰でもOK」にしなかったのは、誰にも合わなくなるから

レンタルフレンドを始めるとき、最初は当店も「なるべく多くの人に使ってもらいたい」と考えていました。
- 男女問わず
- 年齢も問わず
- どんな方でも歓迎
そのほうが間口は広がるし、ビジネスとしても合理的に見える。
でも、実際にサービスの中身を考えていくと、壁にぶつかりました。
たとえば「会話を楽しみたい人」と「黙っていてもいい時間がほしい人」では、必要なフレンドの資質がまったく違います。
これは余談ですが、飲食店の話に似ています。
「和食も洋食も中華もあります」という店より、「うちはパスタしかやりません」という店のほうが、パスタを食べたい人にとっては安心できる。
何でもあるは、何もないのと同じになりかねません。
だから当店は、サービスの対象を絞ることにしました。
「内向的な女性」に絞った3つの理由

「内向的な方が安心できる人」という基準があると、面接のときに見るべきポイントがはっきりする。
話がうまい人ではなく、相手のペースを崩さない人。盛り上げる人ではなく、黙って隣にいられる人。
2026/03/28現在、当店には22名のフレンドが登録していますが、全員この基準で選んでいます。
一般的なレンタルフレンドサービスでは、「楽しい時間を過ごす」が前提になっていることが多いです。
でも、内向的な方にとっては「楽しい」のハードルが高い場合がある。
それよりも「無理しなくていい」のほうが、ずっと大きな安心になる。
当店のフレンドは全員、沈黙を埋めようとしません。それは研修で教えたというより、そういう人を選んでいるからです。
当店を利用する方は、全員が内向的だったり人見知りだったりする女性です。
つまり、フレンドも「そういう方と接することに慣れている」し、利用者も「ここは自分みたいな人のための場所なんだ」と感じられる。
これは、対象を限定しないと作れない空気感だと思っています。
「女性専用」にしたのは安心感のため

もう一つ、利用者を女性に限定している理由について。
これは単純に、安心感の問題です。
初めて会う相手と対面で過ごす以上、同性だけの空間のほうがリラックスしやすいという方が多い。
もちろん「男性の利用者もいたほうが」と思う方もいるかもしれませんが、内向的な女性が最初の一歩を踏み出すとき、利用者が全員女性であるという事実自体がハードルを下げてくれます。
ちなみに、フレンドには男性も在籍しています。
現在22名中6名が男性フレンドです。
とはいえ、男性のお客様は門前払いなのか?というと」、条件付きですがご利用も可能です。
フレンドの選び方には、こだわりがあります

資格や経験より「どう聞くか」を見ている
当店のフレンドには、
- 看護師
- 作業療法士
- 小学校教諭
- 図書館司書
- 歯科衛生士
など、医療・介護・教育分野の資格や経験を持つ人が多く在籍しています。
22名のうち9名が国家資格保持者です。
ただ、資格があるから採用しているわけではありません。
面接で一番見ているのは、「この人の前で黙っていても気まずくならないか」です。
話を聞く技術も大事ですが、それ以上に「相手の沈黙を尊重できるか」「自分のペースを押しつけないか」を重視しています。
書きながら思ったのですが、これは少し変わった採用基準かもしれません。
普通、接客業なら「明るくハキハキした人」が求められる。
でも、当店が求めているのは「穏やかで、静かに隣にいられる人」です。
内向的な利用者にとっては、元気すぎるフレンドはかえって疲れてしまうので。
沈黙OKは約束ではなく前提

「沈黙でも大丈夫ですよ」と言うサービスは他にもあるかもしれません。
でも、「大丈夫ですよ」と言われると、かえって気を遣ってしまう方もいます。
当店では、沈黙は「許容するもの」ではなく「最初からそこにあるもの」として扱っています。
フレンドに対しても、「黙っている時間があっても焦らないでね」とは言いません。そもそも、焦らない人を選んでいるからです。
以前、60分のうち40分くらいほとんど話さなかった方がいました。
フレンドに後で聞いたら、「途中から、この方は静かにしていたいんだなとわかったので、私も窓の外を見ていました」と。それでよかったんです。
その方は帰り際に「また来ます」と言ってくれました。
正直に言うとこの設計にはデメリットもあります

対象を限定しているということは、当然「合わない人」が出ます。
- 外向的でおしゃべりが好きな方
- グループで盛り上がりたい方
- 異業種交流会のような出会いを求めている方
このような方には、ふたりしずかには向きません。
そういった方には、もっとオープンなスタイルのレンタルフレンドサービスのほうが合うと思います。
それから、「内向的」の定義は人それぞれです。
「私は内向的かどうかわからない」という方もいると思います。
そこに明確な線引きはありません。
自分で「人見知りかも」「一人の時間が好き」「大人数が苦手」と感じているなら、当店の対象に入ります。診断や証明は不要です。
エリアの問題

もう一つ、エリアの問題があります。
対面コースは現在、フレンドが在籍している地域(東京・神奈川・埼玉・千葉・茨城・大阪・京都・兵庫・奈良・和歌山・福岡・宮崎・北海道など)に限られます。
ただし、通話コースなら全国どこからでも利用できます。
通話15分500円の初回限定コースもあるので、まずはそこから試してみるのも一つの方法です。
ふたりしずかにのコンセプトや大切にしていることは、こちらのページにもう少し詳しく書いています。
この記事と合わせて読んでいただけると、雰囲気が伝わるかもしれません。
「なるほど、こういうサービスなのか」と少しでも思っていただけたなら嬉しいです。
実際に利用した方の声も紹介しています。
きれいな言葉だけでなく、正直な感想をそのまま載せています。
レンタルフレンドの口コミ・感想:初めて利用した方の「正直な感想」を集めました

