「いくらかかるんですか」と聞かれるたびに、少し考え込んでしまう。
金額だけを答えればいい。対面60分で3,000円から。通話なら30分1,200円から。
それで終わる話だ。でも私がいつも少し間を置いてしまうのは、料金の説明の前に「その不安、わかります」と伝えたくなるからだと思う。
レンタルフレンドの料金を調べている時点で、あなたはたぶんもうかなり悩んでいる。サービス内容も、フレンドの雰囲気も、なんとなくわかった。
でも最後に残るのが「で、いくらなの」という現実的な問い。
そしてその問いの裏には、「この金額を払ってまで、誰かに話を聞いてもらう価値があるのか」という、自分への問いかけが隠れていたりする。
だから今日は、料金の話を正直に書く。業界の相場も、当店の値段も、なぜこの金額にしたのかも。
値段を調べるのが怖いという気持ち
料金ページを開く前に閉じた、という方の話
ある方からこんなメッセージをいただいたことがある。「料金ページを3回開いて、3回とも閉じました」と。
その気持ちは、私にもわかる気がした。金額を見てしまったら、次は「申し込むかどうか」を決めなきゃいけなくなる。見なければ、まだ「検討中」でいられる。そういう心理が働くのだろう。
友達にお金を払う、ということへの抵抗感もあると思う。以前、「お金を払ってるから気を遣わなくていい」と言ってくれた方の話を書いたけれど、お金が介在するからこそ生まれる安心感というのがある。それは使ってみないとわからない感覚かもしれない。
ただ、まずは相場を知ることから始めていい。高いか安いかを判断するにも、比較対象が必要だから。
レンタルフレンドの料金相場はどのくらいか
レンタルフレンドの相場は、だいたい1時間あたり1,000円から6,000円くらいだと言われている。
ただし、これはサービスの形態によってかなり幅がある。
大手の友達代行会社だと3時間で12,000円からというところもあるし、マッチング型のプラットフォームでは1時間500円からという価格設定もある。
指名料が別途かかるサービスもあれば、交通費の計算方法もそれぞれ違う。
つまり「レンタルフレンド 料金」と検索しても、出てくる数字がバラバラで混乱するのは当然のこと。サービスの中身がそもそも違うのだから。
以前レンタルフレンドと友達代行の違いについて書いたけれど、料金の差もそこに関わってくる。何を目的としたサービスなのか、誰が対応するのか、どんな研修や基準があるのかで、同じ「1時間いくら」でも内容はまったく違ってくる。
当店の料金と、その理由
ふたりしずかにの料金体系
正直に書く。
- 対面コースは60分3,000円から。
- 90分で4,300円、120分で5,500円。
- 長時間になるほど1分あたりの単価は下がるようにしている。
- 180分で7,500円だから、3時間いて1時間あたり2,500円。
通話コースはもう少し安くて、30分1,200円、60分2,000円。
初回限定で15分500円というお試しコースもある。電話で少し話してみたい、という方のためのもの。
これに加えて、対面の場合はフレンドの交通費が実費でかかる。指名料は無料。飲食代は実費分をお願いしている。
業界の相場と比べると、対面コースは平均的か、やや良心的な価格帯だと思っている。
通話コースに関しては、当店ほど低価格で提供しているサービスはあまり見ない。
なぜこの金額にしたのか
これは私が一番考え込んだ部分で、たぶん今でもときどき考えている。
安ければいいとは思わなかった。安すぎると、フレンドに正当な報酬を払えなくなる。
当店のフレンドには看護師や作業療法士、教員など国家資格を持っている人も多い。
その専門性に見合った対価は必要だ。
一方で、高くしすぎると「ちょっと試してみたい」という方のハードルが上がる。
月に一度、60分だけ誰かと話したいという方にとって、1回で8,000円や10,000円は重い。
結局、「月に一度のカフェ代くらい」で使えるラインを目指した。
3,000円に交通費と飲食代を足して、トータル4,500円から5,000円くらい。それが私なりの落としどころだった。
ふと、ここまで書いて思う。料金設定って、経営判断であると同時に、「誰に届けたいか」の表明でもあるなと。高級路線にすれば、それはそれでサービスの方向性が変わる。
でも当店は、声を上げにくい人がぎりぎり手を伸ばせる場所でいたかった。
安いから良いわけでもない、ということ
料金だけで選ばないでほしい理由
こんなことを運営者が言うのも変だけれど、料金だけでサービスを選ばないでほしいと思っている。
マッチング型の格安サービスは確かに安い。でも多くの場合、フレンドの研修や品質管理は利用者の自己責任になる。相手がどんな人かは、会ってみるまでわからない。
大手の代行会社は高いけれど、スタッフの人数が多い分、誰が来るかわからないこともある。内向的な方に慣れているかどうかも、保証がない。
当店の場合は、フレンド全員のプロフィールをサイトで公開していて、事前にどんな人かがわかる。資格や経歴も明記している。それは料金には反映されていないけれど、価値として見てほしい部分ではある。
あと、これは個人的な考えだけど、初めて利用する方がいちばん怖いのは「お金を払って合わなかったらどうしよう」ということだと思う。だから通話15分500円のお試しコースを作った。
まず声を聞いてみて、雰囲気が合うかどうか確かめてから対面に進めるようにしたかった。
透明性だけは約束する
料金ページに書いてある金額以外の費用は一切かからない。追加料金もオプション料金もない。延長する場合は事前に料金表の通り。
当たり前のことだと思うかもしれないけれど、この業界ではそうでもない。会ってみたら追加費用を請求されたとか、よくわからない名目のオプションがあったとか、そういう話は耳にする。
お金のことで不安を感じながら過ごす時間は、全然「静かな時間」じゃない。だからそこだけは、当店は約束する。
料金の話はどうしても無機質になりがちで、このコラムの雰囲気とは少し違うかもしれない。
でも、あなたが今いちばん知りたいのがこの情報だとしたら、ちゃんと書かなきゃいけないと思った。
数字を見て、高いと思うか、妥当だと思うか、それはあなたが決めていい。ただ、もしあなたが「この金額を自分に使っていいのか」と迷っているなら、私は使っていいと思う。
月に一度、3,000円で、誰かに話を聞いてもらえる時間を持つこと。それは贅沢ではないと、この仕事をしていて思う。
料金の詳細は料金システムページに記載しています。
→次の話では、当店のフレンドがどんな人たちなのかを書きます。

