「予約したいけど、当日までの流れがわからなくて不安です」
このメッセージは、問い合わせフォームに一番多く届く文面かもしれない。
サービスの内容も、料金も、フレンドのプロフィールも読んだ。
でも、実際に予約ボタンを押してから当日が終わるまで、自分が何をすればいいのかがわからない。だから動けない。
その気持ちは、痛いほどわかる。
私自身、初めて行く病院や美容室のウェブサイトを見るとき、真っ先に確認するのが「流れ」のページだ。
何時に行けばいいのか。受付で何と言えばいいのか。支払いはいつするのか。
些細なことだけど、それがわからないだけで、予約ボタンの上で指が止まる。
だから今日は、当店のサービスの流れを、私の言葉で一つひとつ書いてみようと思う。
予約ボタンを押すまでの、長い時間のこと
まずフレンドを選ぶ、けれど
最初のステップは、フレンド一覧を見ること。年齢、活動エリア、プロフィールの雰囲気。それぞれ個性がある。看護師のフレンドもいれば、作業療法士もいる。教育に携わってきた人もいる。
ただ、正直に言うと、ここで迷う方がすごく多い。
プロフィールを何度も読み返して、どの人がいいのかわからなくなる。「この人に決めて大丈夫かな」「相性が合わなかったらどうしよう」。そういう声は、何度もいただいてきた。
迷ったら、運営に相談してほしい。「こんな話がしたい」「こういう雰囲気の人がいい」という漠然としたことでも構わない。私がフレンドの性格を一番近くで見ているから、合いそうな人を提案できる。→フレンド選びに迷ったときの考え方はこちら
もう一つの方法として、会員掲示板にお悩みや希望を投稿していただくこともできる。それを見たフレンドからリプライが届くので、そのやり取りの中で「この人と話してみたい」と思える人を選んでもらえたらいい。
対面か、通話か
フレンドが決まったら、次はコースの選択になる。対面コースか、通話コースか。
私の感覚だけど、初めての方は通話を選ぶことが多い。画面越し、あるいは声だけのほうが、最初のハードルが低いのだと思う。部屋着のままでいいし、合わないと感じたら画面を閉じればいい。そう考えると気持ちが楽になるのかもしれない。
一方で、「せっかくだからカフェで会いたい」と最初から対面を選ぶ方もいる。どちらが正解というわけではない。自分のペースで選んでほしい。
ここでふと思い出すのだけど、ある方が「通話にしたのは、泣いても顔を見られなくて済むからです」とおっしゃっていた。そういう理由もあるのだなと、そのとき初めて気づいた。
予約してから当日まで
コースが決まったら、フレンドのプロフィールページにあるLINEやXから直接連絡を取り、日程を調整する。
ここも不安に思う方が多い。「最初になんてメッセージを送ればいいですか?」と聞かれることもある。
答えはシンプルで、「はじめまして、○日にお願いしたいのですが」くらいで大丈夫。フレンド側も慣れているから、やり取りはスムーズに進むと思う。対面の場合は、待ち合わせ場所と交通費の確認もこのときに。
日程が決まったら、予約決済フォームから決済を済ませる。前日までに完了していれば問題ない。
このあたりの手続きは事務的になるけれど、一つだけ伝えたいことがある。予約を確定した瞬間、すごく緊張する方が多いということ。「本当に行って大丈夫かな」「変だと思われないかな」と、当日までずっと考えている方がいる。
ある方は「予約した直後に3回キャンセルしようとした」と笑いながら教えてくれた。
でも、それでいい。それだけ慎重に、真剣に考えているということだから。
当日の話
会うまでの数分間
対面コースの場合、予約時間より少し早めに待ち合わせ場所に来てほしい。カフェが多いけれど、公園や駅の改札前ということもある。
ここだけの話、当日の朝に「やっぱり行けないかもしれません」と連絡をくれる方が、たまにいる。その気持ちも私は否定しない。ただ、「もし来れそうなら来てみてください。来てみて、合わなければそれでいいので」とだけ伝えるようにしている。
実際に来てくださった方の多くが、終わった後に「来てよかった」と言ってくれる。全員ではないけれど。
フレンドとの最初の挨拶は、たぶんあなたが想像しているよりずっと穏やかだ。向こうも緊張していることがある。お互いに探り探りで、最初の5分はぎこちない。でもそれが自然だと私は思っている。
時間の過ごし方
何を話してもいいし、話さなくてもいい。これは建前ではなく、本当にそうしている。
60分のコースで、最初の20分くらい沈黙が続いた方もいた。フレンドは急かさなかった。そのうちぽつぽつと話し始めて、最後のほうは笑っていた。そういうことが起きる。
逆に、最初から話が止まらない方もいる。「こんなに誰かに話したの久しぶりです」と途中で自分に驚いている方もいた。
通話コースの場合も同じで、沈黙があっても構わない。電話の向こうで黙っていても、フレンドは待っている。そこは安心してほしい。
終わったあと
時間になったら、その日はおしまい。延長したい場合はフレンドに直接伝えてもらえればいい。次回の予約も、そのとき決めることができる。
終わった直後は、なんとも言えない気持ちになる方が多い。「すっきりした」という方もいれば、「なんだかまだふわふわしている」という方もいる。泣いたあとのように、少しだけ疲れている方もいる。
どの感覚も正しい。
ある方が利用後に送ってくれたメッセージに、こう書いてあった。「特別なことは何も起きなかったのに、帰り道にちょっと背筋が伸びてました」。
私はそのメッセージを読んで、しばらく画面を見つめていた。うまく言えないけど、この仕事を続けている理由がそこにあるような気がしたから。
これを読んで、まだ迷っている方へ
全部の流れを書いた。でも、こうやって文字にすると整然としすぎて、かえって不安になるかもしれない。
本当のところ、利用した方の感想で一番多いのは「思っていたより普通だった」という言葉だ。特別な覚悟がいるわけでもなく、すごいことが起きるわけでもない。ただ、誰かと一緒に過ごす時間がある。それだけのことだ。
それだけのことが、どれほど遠かったか。
それは私よりも、あなたのほうがよく知っていると思う。

