ボードゲーム会、気になっていませんか。
SNSで「今日のボドゲ会、楽しかった!」みたいな投稿を見かけて、いいなと思う。
カタンとか、テラフォーミングマーズとか、名前は知ってる。
遊んでみたいゲームもある。でも、検索して出てきたイベントページを開いて、参加ボタンを押す手が止まる。
「知らない人しかいない場所に、一人で行くの?」
その不安、おかしくないです。むしろ当然です。
当店はレンタルフレンドサービスを運営しているのですが、「ボドゲ会に一緒に行ってほしい」というご依頼をいただくことがあります。
ボードゲームが好きなのに、一人では会場の扉が開けられない。そういう人が、思っている以上に多い。
この記事では、ボードゲーム会に一人で参加する不安について、正面から書いてみます。
不安を消し去るための記事ではありません。
不安の正体がわかれば、対処の方法も見えてくるはずです。
一人参加が怖いのは「ボドゲのルールがわからないから」だけじゃない
本当の不安は「人」にある
ルールがわからないから怖い。それもあると思います。
でも、ルールなんて皆さんはじめは知りません。
初心者歓迎を謳っているイベントも多い。
それでも怖いのは、ルールの問題じゃないからです。
問題は「人」です。
- 知らない人に囲まれる。
- 話しかけなきゃいけない。
- グループに入れてもらえなかったらどうしよう。
- 浮いたらどうしよう。
- 途中で帰りたくなっても帰れなさそう。
ボドゲ会の不安を分解すると、だいたいこのあたりに集約されます。
ゲームそのものへの不安より、人間関係への不安のほうがずっと大きい。
「楽しそうなのは見てわかる。でも自分には無理」
ボードゲーム会のレポートを読むと、参加者がみんな笑顔で、初対面でも打ち解けて、帰りには「また来ますね!」と言い合っている。
でもそれは、社交的な人のレポートです。
内向的な人にとっては、あの輪に入ること自体がハードルなんです。
入ったあとに楽しめるかどうかは、正直わかりません。でも「入るまで」の怖さは確実にある。
ちょっと話がそれますが、私自身も内向的なほうで、知らない人が集まる場は得意じゃないです。
だから「一人で行けばいいじゃん」とは軽々しく言えません。
行ける人は行けばいいし、行けない人には行けない理由がある。その理由を否定する気はまったくないです。
「誰か一人、隣にいるだけ」で変わること
心理的な安全地帯ができる
知らない場所に行くとき、一人と二人ではまったく違います。
二人で行けば、受付で「あ、どうも……」と声を出す役割を分担できる。
テーブルについて、最初の沈黙を一人で耐えなくていい。
ゲーム中にわからないことがあっても、隣の人に「これどういう意味?」と小声で聞ける。
大げさな話じゃなくて、「隣に一人いる」というだけで、知らない空間の怖さが半分くらいになります。
でも、誘える人がいない
問題はここです。
ボードゲームに興味がある友達がいれば、一緒に行けます。
でも
- 「周りにボドゲ好きな人がいない」
- 「いるけど予定が合わない」
- 「そもそも誘える距離感の友達がいない」
このどれか、あるいは全部に当てはまる人が、たぶんこの記事を読んでいると思います。
ボードゲームが好きなのに遊ぶ友達がいないという悩みは、こちらの記事でもう少し掘り下げて書いています。
もし「自分のことだ」と思ったら、読んでみてください。
「付き添い」という選択肢がある
友達じゃなくてもいい、最初の一回だけ
ここで一つ提案があります。
ボードゲーム会に一人で行けないなら、「付き添い」を頼むという手があります。
友達である必要はありません。最初の1回だけ、隣にいてくれる人。
ルールがわからなかったらフォローしてくれる人。帰りたくなったら一緒に帰ってくれる人。
2回目以降は一人で行けるかもしれない。会場で気の合う人が見つかるかもしれない。
でも、最初の1回のハードルが高すぎて動けないなら、そこだけ誰かの力を借りるのは、合理的な方法だと思います。
「付き添いを頼む」って、変なことじゃない
「大人なんだから一人で行きなよ」と思われるかもしれない、と心配していますか。
でも考えてみてください。
- 引っ越し先の下見に友達を連れていく人はいます。
- 初めてのお店に一人で入れなくて、誰かを誘う人もいます。
- 病院の付き添いを頼む人だっています。
「初めての場所に一人で行くのが不安だから、誰かと一緒に行く」
それは、ごく自然なことです。ボードゲーム会でも同じです。
レンタルフレンドという方法
「付き添い」を友達に頼めるなら、それが一番いいです。でもそれができないから困っている。
そういう方のために、レンタルフレンドという仕組みがあります。
お金を払って、一緒に行ってくれる人を頼む。
詳しくはこのシリーズの別の記事で書きますが、趣味のイベントに付き添いで来てもらうという使い方は、わりと普通に利用されています。
私が運営している「ふたりしずかに」は、内向的な方専用のレンタルフレンドサービスです。
対面60分3,000円から利用できます。
交通費とカフェ代を合わせても、1回5,000円前後に収まることが多いです。
正直に言うと、「ふたりしずかに」にはボードゲームに詳しいフレンドがいます。
たとえばいとさんは、精神科の看護師として4年の経験がある25歳の女性フレンドで、これまでに500種類以上のボードゲームで遊んでいます。
テラフォーミングマーズやカタンのような重めのゲームから、パーティーゲームまで幅広く対応できます。
東京・神奈川エリアで活動しています。
ボドゲ会への付き添いを頼むなら、ボードゲームに詳しい人が隣にいてくれるのは心強いと思います。
ルールの説明を横で聞いてもわからなかったとき、こっそり聞ける相手がいるだけで、安心感がだいぶ違います。
ただ、これは選択肢の一つです。レンタルフレンドを使わなくても、ボドゲ会に参加する方法はあります。
初参加が怖いときの具体的な対策は別の記事にまとめていますので、いろいろ比べてみてください。
動けないのは、あなたのせいじゃない
ボードゲーム会への一歩が踏み出せないこと。それは性格の問題でも、努力不足でもないです。
- 初めての場所
- 知らない人
- 不確定な状況
内向的な人にとって、それは文字通りエネルギーを消耗するものです。
だから「行きたいのに行けない」は矛盾じゃなくて、当然の反応です。
「いつか行こう」と思いながら、もう何ヶ月も経っていませんか。
もしそうなら、「いつか」を「今度の週末」に変えるための方法を、一つだけ試してみてください。
友達を誘うのでも、思い切って一人で行くのでも、付き添いを頼むのでもいい。方法は何でもいいんです。
このシリーズでは、ボードゲームを始めたいのに動けない人に向けて、いろんな角度から情報を書いていきます。
「付き添い」の選択肢だけじゃなく、ボドゲカフェに一人で行くコツや、仲間の探し方の比較なども扱います。
まだ迷っている方は、「ボードゲームを始めたいのに動けないあなたへ」も、あわせて読んでみてください。
あなたのペースで、少しずつ情報を集めていけば大丈夫です。


