ボドゲゴー、ジモティー、SNS、ボドゲ会、レンタルフレンド。
ボードゲーム仲間を探す方法は、調べれば調べるほど出てくる。
でも、どれも「私みたいなタイプに合うのかどうか」がわからなくて、結局どれにも踏み出せない。
そんな状態になっていませんか。
この記事では、それぞれの方法を内向的な女性の視点で正直に比べます。
どれが一番いいか、ではなく、「あなたにはどの順番が合いそうか」を一緒に考えてみたいと思います。
全部調べたけどピンとこないの正体
仲間探しの方法がたくさんあること自体は、本来ありがたいことのはずです。
でも、内向的な人にとっては選択肢が多いこと自体がストレスになる。
「どれを選んでも失敗するかもしれない」という不安が先に立つからです。
しかも、どのサービスの紹介ページを見ても「楽しい!」「友達ができた!」という成功体験ばかりで、自分に合わなかったときの話が書いてない。
だから余計に不安になる。
ここでは、成功体験だけでなく、それぞれの方法の「合わない人には合わない部分」も書きます。
ボードゲームが好きなのに遊ぶ友達がいない、という悩みの根っこについては別の記事で書いているので、「そもそも自分だけがこんなに困ってるのかな」と感じている方はそちらも読んでみてください。
ボドゲゴー:アプリとしてはよくできている。ただし……
ボドゲゴーは、ボードゲームの募集イベントを探せるアプリです。地域や日時で検索できて、参加したいイベントに申し込むだけ。仕組みはシンプルで使いやすい。
ボドゲ好き同士のマッチングに特化しているだけあって、掲載されているイベントの数も多く、都市部であれば週末にいくつも見つかります。
ただ、正直に書くと、内向的な女性にとってハードルが高い部分があります。
まず、ほとんどのイベントが「知らない人たちのグループに一人で飛び込む」形式であること。
主催者はフレンドリーな方が多いですが、参加者同士の雰囲気は当日行ってみるまでわからない。
男性比率が高いイベントも少なくありません。
もうひとつ、キャンセルしにくい心理的プレッシャー。
「行くと言ったからには行かなきゃ」と思ってしまう人にとって、当日の朝に「やっぱり怖い」と感じたときのつらさは結構大きいです。
向いている人は、
- 「一人で飛び込む度胸がある」
- 「現地でなんとかなるタイプ」
- 「男性が多い環境でも気にならない」
という方。
逆に、
- 「知らない人だらけの場所が苦手」
- 「事前に相手のことを知っておきたい」
という方には、最初の一歩としてはハードルが高い。
ジモティー:玉石混交なのが怖い
ジモティーの「メンバー募集」カテゴリでは、ボードゲーム仲間を探している投稿が見つかることがあります。
地元密着型なので、近くに住んでいる人と繋がれる可能性はある。
ただ、ジモティーはボドゲ専門のサービスではないので、投稿の質にばらつきがあります。
「ボドゲ仲間募集」と書いてあっても、実際には出会い目的だったり、個人宅に誘導されるケースが報告されていたりする。
これは女性がボドゲ仲間を探すときに知っておきたいリスクの記事でも触れています。
運営のチェック体制も、ボドゲゴーやレンタルフレンドサービスほど厳密ではありません。
写真やプロフィールの信頼性を自分で判断する必要がある。
向いている人は、「ネットリテラシーが高く、相手を見極める自信がある」「地元でゆるく繋がりたい」という方。
初対面で個人と会うことに不安がある方にはおすすめしにくい、というのが正直なところです。
SNS(X・Discordなど):距離感が難しい
XやDiscordのボードゲームコミュニティで仲間を募集するという方法もあります。
自分のペースで情報収集できるし、匿名性もある程度保てる。
ただ、SNS上の関係を「実際に会って遊ぶ」に持っていくまでのハードルが、実は結構高い。
特に内向的な人は、DMを送ること自体に気を遣ったり、「フォロワー数が少ない自分が声をかけていいのかな」と感じたりすることがあります。
ちょっと話がそれますが、SNSでボドゲ仲間を探していると、ボードゲーム以外の話題の投稿も目に入ってくる。
推しの話とか、政治の話とか。それで「この人とは合わないかも」と思って、せっかく見つけたつながりを自分から切ってしまう、みたいなことが起きやすい。
内向的な人ほど、そういう「余計な情報」に疲れてしまうんですよね。
向いている人は、
- 「オンラインのコミュニケーションが得意」
- 「テキストベースのやりとりが苦にならない」
- 「長期的にゆっくり関係を作れる」
という方。
ボドゲ会(ボードゲームカフェの定例会など)
ボドゲカフェが主催するオープン会や定例会は、スタッフが進行してくれるので、個人主催のイベントより安心感があります。お店という「場」が間にあるのも大きい。
ここが一番のおすすめ、と言いたいところですが、内向的な女性にとっての壁がひとつあります。
それは「初回の入店」です。お店のドアを開けて、受付で名前を言って、知らない人たちのテーブルにつく。この数十秒が、とてつもなく長く感じる。
リピーターが多いお店だと、常連同士の空気がすでにできあがっていることもある。
「あ、自分だけ部外者だ」と感じた瞬間、楽しむどころじゃなくなる。
向いている人は、「知らない場所に一人で入れる」「初対面の人と2〜3時間過ごすことに抵抗がない」という方。
あるいは、「最初だけ誰かと一緒に行ければ大丈夫」という方。
レンタルフレンドはどうなの?
ここまで4つの方法を紹介してきましたが、それぞれに「内向的な女性にとっての壁」があります。
共通しているのは、「最初の一歩を一人で踏み出さなければいけない」という点です。
レンタルフレンドは、その「最初の一歩」を一人で踏み出さなくていい、という方法です。
ボドゲ会にもボドゲカフェにも、隣に誰かがいる状態で行ける。
友達を作りに行くのではなく、まず「安全に体験する」ことが目的になります。
レンタルフレンドを趣味の付き添いに使うとはどういうことかは別の記事で詳しく書いていますが、ここではボドゲ仲間探しの文脈で、メリットと弱点を正直に書きます。
レンタルフレンドでボドゲ会に行くメリット
まず、当日の不安がかなり減ります。「一人で知らない場所に行く」のと「隣に知っている人がいる状態で行く」のは、心理的な負担がまったく違う。
受付も、テーブルにつくのも、ルール説明を聞くのも、二人なら耐えられる場面が増えます。
それから、当店「ふたりしずかに」には、ボードゲームに詳しいフレンドが在籍しています。
たとえばいとは、これまでに500種類以上のボードゲームで遊んだ経験がある25歳の女性フレンドです。
本業は精神科の看護師で、テラフォーミングマーズやカタンのような重めのゲームからパーティーゲームまで幅広く遊べます。
活動エリアは神奈川と東京。ボドゲカフェに一緒に行くという依頼にも対応できます。
「ボードゲームのルールを知らないから不安」という方にとって、隣にルールを知っている人がいるのは、それだけで安心材料になります。
レンタルフレンドの弱点も書いておく
当然ながら、お金がかかります。「ふたりしずかに」の場合、対面60分で6,000円。
これにフレンドの交通費とカフェでの飲み物代を合わせると、1回あたりの合計は約7,500円です。
ボドゲカフェの利用料も別途かかるので、トータルの出費は1万円前後になることもある。料金の詳細は料金システムに全部載せています。
安くはないです。月に何回も使える金額ではない方が多いと思います。
それから、レンタルフレンドはあくまで「付き添い」であって、「友達」ではありません。
何度か利用するうちに自分でボドゲ会に行けるようになった、というのが理想的な使い方で、ずっと付き添いが必要な状態が続くのは、お金の面でも心の面でもあまり健全ではない。
ここは隠しても仕方ないので正直に書いておきます。
結局どう使い分ければいいのか
「どれが一番いいか」という問いへの私の答えは、「順番が大事」です。
たとえばこういう段階を考えてみてください。
まず、レンタルフレンドと一緒にボドゲカフェやボドゲ会に1〜2回行ってみる。
「こういう場所なんだ」「自分でも楽しめるんだ」という体験を得る。
次に、そのカフェやイベントに一人で行ってみる。最初の1回を経験しているから、2回目のハードルはかなり下がっているはずです。
そこで気の合う人が見つかれば、ボドゲゴーやSNSで繋がりを広げていく。すでに「場」を知っている状態なので、アプリやSNSでの募集も怖くなくなっている。
全員にこの順番が合うわけではありません。「いきなりボドゲ会に一人で行ける」という方は、もちろんそれでいい。
でも、「調べてはいるけど、どれにも踏み出せない」という状態がもう何週間も続いているなら、最初のステップに「付き添い」を入れるのは、お金を無駄にしているのではなく、時間を節約しているのだと私は思っています。
どんなフレンドがいるか気になった方は、フレンド一覧を見てみてください。
「もう少し自分の中で整理してから」でも構いません。次の記事では、ボードゲームを始めたいのに動けないあなたへというテーマで、最後の一歩について書きます。


