【オーナーコラム#46】当店のフレンドってどんな人?採用で大切にしていること

【オーナーコラム#46】当店のフレンドってどんな人?採用で大切にしていること

レンタルフレンドって、どんな人が来るんだろう。

その不安はよくわかります。

明るくて話し上手な人が来たらどうしよう、と怖くなる方もいる。

「ふたりしずかに」の運営者が、フレンドの採用で何を見ているのか。資格より大事にしていること、面接で気づいたことを、正直に書きます。

目次

「この人なら話せるかも」を面接で探している

採用の面接をしているとき、私はいつも一つのことを考えている。

この人の前で、黙ってしまう人がいたとして。沈黙が続いたとして。そのとき、この人は何をするだろうか。

履歴書に書かれた資格や経験は、もちろん見る。作業療法士や看護師、教員、歯科衛生士。

医療・介護・教育の現場を歩いてきた人たちの経歴は、それだけで頼もしい。でも正直に言うと、私がいちばん気にしているのは、そこではない。

面接中に、相手が少し言葉に詰まった瞬間がある。そのとき、目の前の応募者がどういう表情をするか。急いで話題を変えようとするのか、黙って待てるのか。それを私は見ている。

「聞ける人」は、意外と少ない

人の話を聞くのが得意です。そう書いてくれる応募者は多い。

ただ、「聞く」にもいろいろある。相槌を打ちながら次に自分が何を言うか考えている人もいれば、相手の沈黙をそのまま受け取れる人もいる。うちが探しているのは、後者のほうだ。

面接では、私のほうからわざと間を空けることがある。5秒くらい、何も言わずに黙る。たいていの人は気まずそうに何か話し始める。それは自然な反応で、悪いことではない。

でも、たまに、こちらの沈黙をそのまま受け止めて、静かに待ってくれる人がいる。

そういう人に出会うと、手元のペンが止まる。ああ、この人だな、と思う。

フレンドに求めていること、求めていないこと

資格はあったほうがいい。でもそれだけでは足りない

「ふたりしずかに」のフレンドには、国家資格を持つ人が多い。

看護師、作業療法士、教員免許、社会福祉の現場経験者。利用者の方が安心できる材料として、資格は確かに力を持っている。

ただ、資格があるから採用しているわけではない。

ある応募者の方は、医療系の資格を持っていて、経歴も申し分なかった。でも面接で話していると、どうも「正しいことを言おう」としている感じがあった。

利用者さんが泣いたらどうしますか、と聞いたとき、「まず落ち着いてもらって、話を整理してあげたいです」と返ってきた。

悪い答えではない。けれど、私はその言葉に少しだけ引っかかった。「整理してあげたい」という言い方に。

うちの利用者さんの多くは、話を整理してほしいわけではないのだ。整理なんてしなくていいから、ただ「うん」と聞いてほしい。そういう方が来てくれている。

逆に、特別な資格はなくても、友人の悩みにずっと付き合ってきた経験がある人。

言葉にならないしんどさの隣に座り続けた経験がある人。そういう人の面接のほうが、私の胸に残ることがある。

明るくなくてもいい

レンタルフレンドのイメージとして、「明るくて話し上手な人」を想像する方もいると思う。

でも、うちのフレンドはどちらかというと、穏やかで静かなタイプが多い。それは意図的にそうしている。

内向的な方が相手だから、テンションの高い人が来ると、それだけで疲れてしまう場合がある。

利用者さんのペースに合わせられること。相手が沈黙しても、焦らずにいられること。そっちのほうが、うちでは大事だ。

ある利用者の方が「フレンドさんがあまり話さない人で、最初は不安だったけど、それがすごく楽だった」とおっしゃっていたことがある。→そのときのことはこちらに書きました

その声を聞いたとき、ああ間違っていなかったな、と少しだけ安堵した。

面接で私がしていること

採用面接と言っても、堅苦しいものではない。だいたいオンラインで1時間くらい話す。

志望動機とか、強みと弱みとか、そういうことはあまり聞かない。そのかわり、「最近、誰かの話を聞いていて心に残ったことはありますか」と聞く。「聞いた話を、自分はどう受け取りましたか」と聞く。

答えの内容よりも、答え方を見ている。

すらすら話す人より、少し考え込んでから「うまく言えないんですけど」と前置きする人のほうが、私は信頼できる。それは、相手の気持ちを雑に要約しない人だから。

たぶん、この感覚は私個人のものだ。一般的な採用基準としては頼りない。でも、この仕事で出会ってきた利用者の方々の顔を思い出すと、その基準を手放せない。

ふと思い出すのは、面接中に泣いてしまった応募者のことだ。「なぜこの仕事に応募したんですか」と聞いたら、自分自身が過去にしんどかった時期のことを話し始めて、途中で声が詰まった。「すみません」と何度も言っていた。

その人は今、うちのフレンドとして活動してくれている。利用者さんからの評判はとてもいい。

面接で泣いたから採用したわけではない。でも、自分の痛みを覚えている人は、人の痛みの前で立ちすくむことができる。そういう人が、うちには必要なのだと思う。

フレンドの「人となり」を知ってほしいから

フレンド一覧のページを見てもらえれば、それぞれのプロフィールや雰囲気はわかるようになっている。でもプロフィールだけでは伝わりにくい部分もある。

たとえば、面接中に「自分も人見知りなんです」と笑った人がいた。レンタルフレンドなのに人見知りなの?と思うかもしれない。でも、内向的な人の気持ちがわかるのは、自分もそっち側にいる人だったりする。

どのフレンドを選んだらいいか迷っている方のために、選び方の考え方を書いた回もある。参考にしてもらえたら嬉しい。

私は今のフレンドたちのことを、誇りに思っている。

これは運営者としてのポジショントークだと思われるかもしれない。でも、この仕事をしていて、いちばん驚いたのは、フレンドたちの真剣さだった。

利用者の方に会う前に、「どんなふうに接したらいいですか」と相談してくる人がいる。終わったあとに、「もっとこうすればよかった」と振り返りを送ってくれる人がいる。

この仕事に、ここまで真剣になってくれる人がいる。そのことが、私にとっては何よりの支えになっている。

うまくまとめようと思ったけれど、まとまらない。ただ、あなたが「どんな人が来るんだろう」と不安に思っているなら、そうだな、こういう人たちです、としか言えない。

完璧な人たちではない。でも、あなたの前で誠実でいようとする人たちだと思う。

→よくある質問に、もう少し丁寧に答えてみた回はこちら

ご利用の流れ

初めてでも安心。3つのステップで、あなたに合ったフレンドと出会えます。

01

フレンドを選ぶ

プロフィール一覧からお好みのフレンドをお選びください。迷ったら掲示板への投稿や、運営へのご相談も可能です。

02

日程・内容を相談

日時や場所をすり合わせます。あなたのペースで大丈夫です。

03

当日、ふたりしずかに

カフェやお散歩、オンラインなど、ご希望の場所でフレンドと過ごします。話す内容も、沈黙も、すべてあなた次第。

予約する

フレンドが決まったら、LINEまたはXからご予約ください。

自分では選べない、
誰がいいかわからない方へ

「プロフィールを見ても決められない」「知らない相手にDMするのが怖い」そんなあなたのために、運営がフレンド選びをお手伝いします。匿名のまま、あなたのペースで相談できます。

1

運営に匿名で相談する

LINEまたはXのDMから、お気軽にご連絡ください。お名前はニックネームで構いません。

2

条件に合うフレンドを5名ご提案

お悩みやご希望をもとに、運営があなたに合いそうなフレンドを5名お選びしてご提案します。プロフィールだけではわからない相性も考慮します。

3

まずは15分の通話から

いきなり対面が不安な方は、15分の短い通話から始められます。声を聞くだけで、安心感はずいぶん変わります。

15分通話の体験談を読む

お伝えいただく内容

お悩み・話したいことひとことでも、ぼんやりでもOK
希望エリア都道府県や大まかな最寄り駅など
ご希望の形式通話 or 対面
希望日時だいたいの候補でOK

運営がおすすめフレンドを
5名ご提案します

※ ご提案は無料です

※ ご相談は匿名で可能です。お気軽にどうぞ。

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