オーナーコラム– category –
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【オーナーコラム#10】「友達には言えないことがある」と泣いた女性の話
「友達がいるのに、誰にも相談できないんです」 そう言ったあと、その方はしばらく黙っていました。 電話越しに、息を整えているのがわかりました。泣いているわけではなかった。泣く手前の、あの苦しい静けさ。私はただ受話器を耳に当てたまま、何も言わ... -
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【オーナーコラム#9】「予約ボタンを押すまで1ヶ月かかった」と笑った方
「予約ボタン、押すまで1ヶ月かかったんですよね」 その方は、カフェでアイスティーを受け取りながら、笑って言った。 初回の利用が終わって、少し緊張がほぐれたタイミングだったと思う。 フレンドが席を外した数分間に、ぽつりと私に話してくれた言葉だ... -
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【オーナーコラム#8】「ただ聞いてほしかっただけなんです」という一言がまだ私の中に残っている
※このコラムでは、お客様のエピソードを紹介することがあります。個人が特定されないよう配慮し、ご本人の了承を得たうえで掲載しています。 サービスを始めて間もない頃、ある方に帰り際に言われた。「ただ聞いてほしかっただけなんです」。 そのとき私は... -
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【オーナーコラム#7】私がこのサービスで絶対にやらないと決めたこと
サービスを立ち上げる前に、ノートを一冊買った。何を提供するか、ではなく、何を絶対にやらないか。 それを書き出すためだった。 たぶん、世の中には「やること」を掲げるサービスのほうが多いと思う。でも私は逆から入りたかった。 理由はうまく言えない... -
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【オーナーコラム#5】「ふたりしずかに」という名前に込めたちょっと恥ずかしい想い
サービス名を決めた夜のことを、今でもたまに思い出す。 候補はいくつもあったのに、どれもしっくりこなかった。 「ふたりしずかに」という言葉が浮かんだとき、これだと思った。 でも同時に、人に見せるのが恥ずかしかった。 この名前に込めた想いを、正... -
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【オーナーコラム#6】繊細さんブームが残したもの | HSPの「自己理解」の先にある孤独について
繊細さんの本を読んで、自分がHSPだと知った。それだけで少し楽になった。 でも、本を閉じたあとの部屋には誰もいなかった。 自己理解の先にある「理解されない孤独」について、レンタルフレンド運営者が静かに考えたこと。 「繊細さん」の本が、棚に並び... -
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【オーナーコラム#4】話し相手がいないのはあなたのせいじゃない
友達が減っていくことには名前がない。 失恋でも離職でもなく、ただ静かにいなくなる。 それを「自分のせいだ」と思い込んでいる方に、レンタルフレンド運営者が伝えたいこと。 話し相手がいないのは、性格の問題ではなく状況の問題かもしれない。 友達が... -
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【オーナーコラム#3】「人見知りは直すもの」という呪いを解きたかった
「子どもの頃から人見知りで、ずっと直さなきゃと思って生きてきました」 問い合わせメッセージに書かれていたこの一文に、私は画面の前で動けなくなった。 人見知りは本当に「直す」ものなのか。 内向的な女性専用レンタルフレンドの運営者が、自身の原体... -
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【オーナーコラム#2】友達に会いたいけど会うと疲れるという矛盾について
友達に会いたい。でも会うと疲れる。 この仕事を始めてから、この言葉を何度聞いたかわからない。 問い合わせのメッセージに書いてあることもあるし、初めてお会いした方がぽつりと口にすることもある。そしてその度に、私は少し黙ってしまう。 うまく返せ... -
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【オーナーコラム#1】この仕事を始めた日のこと少しだけ話させてください
金曜の夜だった。 駅前のコンビニで缶コーヒーを買って、アパートに帰る途中のことだったと思う。 信号待ちをしていたら、向かいの居酒屋から笑い声が聞こえてきた。 窓越しに見える人たちが楽しそうにグラスを合わせていて、僕はそれを見ながら、ああ、今...
